鈴 木 幸 永 展
遥かな動物 Ⅴ
本館1F / 展示室
【会 期】2024年9月21日(土) 〜 12月23日(月)
【会 場】本館1F / 展示室
【休館日】火・水曜 定休・10/22〜25・11/11〜15
未知なる人体
【会 期】2024年9月21日(土) 〜 12月23日(月)
【会 場】別館 / 展示室
【休館日】火・水曜 定休・10/22〜25・11/11〜15
遥かな動物 Ⅴ
ふりさけ見れば
3才の頃、切に願ったのは、若草の丘で牛と共に暮らしたいということであった。
大空の下で数頭の牛が草を喰べ反芻する姿を、今も忘れない。
ルドルフ・シュタイナーはこの景色を地球上で最も美しいものと書き残している。
またこの頃、父親に馬が欲しいと、事あるごとにねだっていた。
ある日、帰宅した父に馬はどうだったと云うと、そこまで連れてきたが、大きなお月さんを見て逃げたという。
詩的な返答であるが、無理であることを子供心に了解した。
これはつまり、生物に寄り添う私たちの精神のありようです。
また「遥かな動物」シリーズを貫く基本的な観点であります。
鈴木幸永
バッファロー(壁土・墨)
シマウマ(壁土・墨)
ヒョウ(壁土・墨)
ロバ(壁土・墨)
トラネコ(壁土・墨)
フラミンゴ(壁土・墨)
未知なる人体
-五臓六腑-
五臓は、心臓・肝臓・脾臓・肺臓・腎臓 - 血液関連
六腑は、胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦 - 消化器関連
以上の中に膵臓は入っていない。
上記は伝統中国医学である。
六腑の三焦は代謝中枢に相当する、熱源をつかさどるもの。
本作品は再現描写から大きく逸れた、デフォルマシオンの強いインスタレーションです。
自然素材と明晰な色彩で、未知なる人体を表現しています。
鈴木幸永
鈴 木 幸 永
SUZUKI Yukinaga
Artist
1944 三重県松阪市に生まれる
1963 クロッキーとグヮッシュによる制作を開始
- 主な展覧会 -
1991 個展(鳥羽水族館マリンアート・ギャラリー / 三重)
1995 個展(ギャラリー141 /名古屋)
フレームレス ʼ95(三重県文化会館)
1997 個展(コオジオグラギャラリー /名古屋)
2007 個展(三重画廊) ʼ09
2008 GEISAI (東京ビックサイト) ʼ11
2011 個展(ギャラリー慧 / 三重) ʼ13・ ʼ15
2013 アートフォーラム 三重(三重県総合文化センター) ʼ16・ ʼ18・ ʼ20・ ʼ22
個展(GEISAI Gallery 3331 Arts Chiyoda / 東京)
2016 鈴木幸永 展「遥かな動物」(伊勢現代美術館)
SOUL OF JAPAN(VOLVOX / 三重)
2017 鈴木幸永・髙山大「二人展」(ギャラリーTRUM / 秋田)
2018 鈴木幸永 展「遥かな動物 Ⅱ」(伊勢現代美術館)
2020 鈴木幸永 展「遥かな動物 Ⅲ」
「生命の再表象あるいは残り火(Ember)」
「瑞穂の国の収穫祭」 (伊勢現代美術館)
2021 鈴木幸永「小作品展」(伊勢現代美術館)
2022 亀山トリエンナーレ(三重) ʼ24
鈴木幸永 展「遥かな動物 Ⅳ」
「人体の不思議」(伊勢現代美術館)