本館2Fにて、 Fresh2016 木全佑輔展 が開催中です。
油画全16点の展示です。
現代画家 木全佑輔
愛知県生まれ
愛知県立芸術大学 美術科 油画専攻 卒業
愛知県立芸術大学大学院 油画・版画領域 修了
姿・形が似た双子の弟を持つという現代画家・木全佑輔さん。
幼い頃より弟の顔を自身の顔として認識していたり、互いの別々の出来事や痛みの感覚などを記憶の中で曖昧に共有していたりと、不思議な体験があったといいます。
制作を通しても同様に、絵画のモチーフと自身との境界線が曖昧になる感覚を覚え、それは強まる一方だといいます。
自らが描いているようで、絵画によって描かされているようでもあり、絵と対話を重ねて対等の距離感や関係性を追い求め続けています。
「見る夢に誘われて」 キャンバス・油彩 F10 2016年
木全さんは、
「私自身が昔から感じていた対象との同一性をテーマに描いています。
本展では、この五ヶ所の地からもヒントを得ていて、例えば海の波面に通ずるイメージで描いた作品も展示しています。
そういった連続性のあるモチーフにも目を向けて、引き込まれるような感覚を味わっていただけたらと思います。」
とお話しくださいました。
Fresh2016 木全佑輔展 は、12/11(日)までの開催です。
「1日の終わりの結び」 キャンバス・油彩 2016年