MITOS 展
歪曲
【会 期】2023年9月9日(土) 〜 12月3日(日)
【会 場】本館2F / 展示室
【休館日】火・水曜 定休 (祝日は開館)・10/5・11/6〜15
MITOS 展
ー 歪曲 ー
呼吸、間、余韻、線、虫
壊れたおもちゃのように、まっすぐな線ばかり描いてきた。
一本の線には、濃淡や掠れなど、絵画的エレメントが凝縮されている。
呼吸を整えながら、静かに線を重ねてゆく。
すべての線は、始点から終点まで表情が異なり、描くという身体動作に紐付けられる。
線と線の間は、空間的な余白が伴わなければならない。
それは、音と音の間の無音と似ている。
線は音であり、間は余韻である。
ストロークの岨道を辿り、絵画の展望は、その先の向こう側へと続いてゆく。
或る夜、アトリエで作業をしていると、大きな虫が飛んできた。
意表を突かれ、手元は狂い、まっすぐな線は歪んでしまった。
思いがけない事故への驚きと、偶然の産物にしばらく呆然としていたが、
見慣れない景色に目新しさを覚えたのであった。
あの虫は、いったいどこからきたのだろう。
MITOS
MITOS
ミトス
Artist
1985 愛知県生まれ
2008 名古屋造形大学 美術学科 洋画コース 卒業
-主な個展 -
2010 「MITOS展」gallery MUKU(愛知)
2018 「Live Drawing 2013 - 2018」MUNO(愛知)
2022 「清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.97 MITOS展 静寂のリズム」
清須市はるひ美術館(愛知)
「赤の間と花、線」MARGIN(東京)
-主なグループ展 -
2012 「460人展」市民ギャラリー矢田(愛知)
2019 「ART START UP 100」代官山ヒルサイドテラス(東京)
2022 「瀬戸現代美術展 2022」菱野団地各所(愛知)
2023 「Idemitsu Art Award 2022」国立新美術館(東京)
「天才の幽霊」アートラボあいち(愛知)
-受賞歴 -
2016 豊田市文化振興財団賞
2021 清須市 第10回 はるひ絵画トリエンナーレ(審査員賞)
2022 明日をひらく絵画 第40回 上野の森美術館大賞展(入選)
ART OLYMPIA 2022(佳作)
日刊工業新聞社賞
西脇市サムホーム大賞展(入選)
Idemitsu Art Award 2022(入選)
2023 愛知県知事賞