オノ・ミチ・ヒロ 展
【会 期】2023年7月8日(土) 〜 9月3日(日)
【会 場】本館2F / 展示室
【休館日】火・水曜 (祝日は開館)・8/3
ー 共鳴する存在:ぬいぐるみと人間の交錯 ー
本展では、ぬいぐるみと人間との関係性を探求し、
愛される喜びと虐げられる悲しみ、その両方を内包したぬいぐるみの存在を描きます。
ぬいぐるみは、物でありながらも、命を宿すかのような存在として捉えられます。
時に人間から愛され、また 時に悲劇に巻き込まれることも_
相反する出来事は、人間社会においても日常的に見られるものではないでしょうか。
私たちの社会は複雑に絡み合った人間関係の中に存在し、人々の立場が簡単に逆転してしまうこともあります。
そこでは、「食べると食べられる」、「被害者と加害者」、「可愛いと怖い」といった対照的な要素が混在します。
近作『タベタリタベラレタリ』では、この社会に見られるような立場が逆転する瞬間を描きました。
また『MASK』というインスタレーションでは、「過去と現実」、「現実と虚構」の境界を表現しました。
ぬいぐるみが人間を纏っているのか、それとも人間がぬいぐるみを纏っているのか。
本展の“ぬいぐるみ”という存在が、私たち自身の内面に問いかける“鏡”となることを期待しています。
オノ・ミチ・ヒロ
1959 三重県津市生まれ
1982 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
1984〜 主体展出品 佳作作家2回('95、'96)、会員推挙('96)
1991 日仏現代美術展 入選(東京都美術館・グランパレ美術館 / パリ 他)
1992 中部総合美術展(愛知県美術館)('96、'97、'98、'01、'03)
1995 ACT大賞展'95入選(愛知)('99)
1997 三重のアート'97出品(三重県文化会館)('98、'00、'01)
1999 第6回 風の芸術展 入選(南溟館/鹿児島)
2004 三重の代表作家たち展(三重県文化会館)('09、'16、'22)
2009 亀山商店街 IN ART 2009 出品('10)
2022 亀山トリエンナーレ2022 出品
1991 「潑(はつ)の会」(銀座アートホール / 東京)以後、2002年まで毎年出品
1998 第1回三重県洋画協会展 出品 以後、毎年出品
2002 視線11(銀座アートホール / 東京)('05、'07、'09、'10、'12)
2005 アートフォーラム三重展(三重県文化会館)以後、毎年出品
2007 ETHOS展(ギャラリー名芳洞 / 愛知)
2017 ミエのかぜⅢ(銀座かわうそ画廊 / 東京)
2019 3号200点展(三重画廊)
2020 IKIMONO 2020(ギャラリーMOS / 三重)('21、'22、'23)
-主な個展 -
紀伊國屋画廊 / 東京
ギャラリー 沙和 / 名古屋市
ギャラリー 名芳洞 / 名古屋(2回)
三重画廊 / 津市(9回)
-現在 -
主体美術協会会員
三重県洋画協会会員
アートフォーラム三重会員