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- 伊勢現代美術館・開館20周年記念 -


ミコライ・ポリンスキー展

Reflection of Blue Grey
- 藍鼠の回想

【会 期】2023年4月8日(土) 〜 6月4日(日) 

【会 場】彫刻館 宇空 / 展示室

【休館日】火・水曜 (祝日は開館)、4/24・27・5/1・8

 

助成:ポーランド文化・国家遺産省

後援:ポーランド広報文化センター

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Reflection of Blueish Grey

​藍鼠の回想

もし記憶に色を着けられるとしたら、その色はグレーかもしれません。

グレーは定義が難しい色。
空虚であると同時に完全であることを示し、捉えどころがなく、はっきりとしない。

中立でありながら存在感があり、また見る人にインスピレーションを与える色でもあります。

Reflection of Blue Greyは、特定の空間や出来事を回想したもので、時系列に並べることができません。
それらの“現実”の部分は、本展に展示されるボグチワワ・ブラミンスカの絵画Still Lifeに描かれています。

⁡出会い、会話、ジレンマ、物語、ジョーク、ドラマの断片が記憶から浮かび上がり“一枚の絵”となったもの。
最も具体的に残っているのは、色彩の感覚です。

 

​ミコライ・ポリンスキー

 

 

A REFLECTION OF BLUE GREY

If any colour can be assigned to memory, it is probably grey.
Grey eludes definition, denotes emptiness and fullness at the same time, is elusive, indeterminate, neutral and yet present and inspiring.
A Reflection of Blue Grey is a reminiscence of specific spaces and events that I am unable to set in chronological order.

The ‘real’ part of them is depicted in the oil painting entitled "Still Life" created by Boguchwała Bramińska in 2008, which is displayed at the exhibition.

Fragments of meetings, conversations, dilemmas, stories, jokes and dramas emerging from memory become ‘one picture’. What remains the most concrete is the feeling of colour.

Mikołaj Poliński

Mikołaj Poliński / ミコライ・ポリンスキー

1977年 ポーランド生まれ

 

ポズナン芸術大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学

 

ドローイング(絵画)・オブジェクト・建築要素から構築される、空間構成を生み出す画家であり、

時には作品の置かれる場所にも介入、視覚芸術と音楽との境界を重視している

 

2003年よりギャラリーGaleria Naprzeciwを運営し、ポズナンのアーセナル市立美術館内の展示プログラム“Galeria Aneks”、

ベルリンの ギャラリー Haus am Lützowplatz、伊勢現代美術館などでもキュレーターとしてプロジェクトに携わる

 

現在、 ポズナン芸術大学絵画科教授

ポズナンとベルリンを拠点に活動する

Boguchwała Braminska / ボグチワ・ブラミンスカ

1922 年 ポーランド生まれ

 

(ミコライ・ポリンスキーの叔母であり、芸術面におけるスーパーバイザーであり、友人)

 

画家であり、グダニスクの歴史的な市街地の再建に参加。

Tadeusz Bramiński / タデウシュ・ブラミンスキ(ポーランド海軍司令官)の娘でもある。

 

1952年より、ソポトの国立美術学校のユリウス・ステュドニツキ教授 アトリエで学び、

1960年に卒業。

 

1953年から1971年までグダンスク工科大学建築学部、絵画・デッサン・彫刻学科、

1971年から1993年まで美術学部にて講師を務める。

 

また、1972年から1978年にかけて、グディニアのフレドリー通りにある、子ども達のためのビジュアル・アーツ・セカンダリースクールとビジュアル・アーツ・センターで教鞭をとる。

 

多くの展覧会に参加。

 

2019 逝去

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